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海外送金の手数料を分解する

海外送金で発生しうるすべての費用(送金手数料・入金手数料・リフティングチャージ・中継/受取手数料・引出/返金費用)と、それらを一つの総実効コストにまとめる方法。

直接の回答

送金の総実効コストは、宣伝される手数料だけでなく、送金手数料+入金手数料+為替差損+中継控除+受取銀行手数料+引出手数料+返金・調査費用の合計です。

要点

  • 宣伝される送金手数料は一項目にすぎません。為替マージンの方が大きいことが多いです。
  • リフティングチャージは、銀行が通常の両替をせずに送金を扱う場合(同一通貨や円建ての国際送金など)にかかります。
  • 中継(コルレス)銀行や受取人の銀行は、送金側の業者が事前に把握できない手数料を差し引きえます。
  • 総実効コスト=送金手数料+入金手数料+為替差損+中継控除+受取手数料+引出手数料+返金/調査費用。

出会いうる費用

送金手数料:送金を始めるために業者が別途表示する料金。定額・定率・段階制・プロモーション・レート内包などがあります。

入金(資金調達)手数料:支払方法に応じた追加費用。特にカード払いは加盟店手数料が乗ったりキャッシングとして扱われたりします。銀行振込での入金は通常より安いです。

リフティングチャージ(外貨取扱手数料):銀行が通常の両替をしない場合(同一通貨や円建ての国際送金など)の取扱手数料。日本の複数の銀行が概ね0.05%・最低2,500円前後で提示します。

中継銀行手数料:途中のコルレス銀行が、到着前に取扱手数料を差し引きえます。

受取銀行手数料:受取人の銀行が、送金側業者には見えない被仕向・リフティング・両替・入金手数料を課すことがあります。

引出・受取手数料:現金受取、ATM引出、ウォレットからの出金には、それぞれ手数料がかかりえます。

返金・調査費用:送金が戻ると、返金は手数料や不利な為替変動を差し引いた後の額になりえます。

一つの数字にまとめる

総実効コスト=送金手数料+入金手数料+為替差損+中継控除+受取手数料+引出/ATM手数料+返金・調査費用。この総額だけが、業者を公平に順位づけできます。

実務では、見える費用(送金手数料・公表FXマージン)と、推定になる費用(中継・受取控除)を分けましょう。見えない控除をゼロと決めつけず、確定コストを示したうえで不確実部分を幅で表すのが正しいやり方です。

小口は定額手数料が、大口は為替マージンが効く

小口では、定額の送金・中継・受取手数料が金額に対して大きな割合になるため、中継控除を避けられる専門業者が有利なことが多いです。大口では定額手数料は小さくなり、為替マージンが支配的になります。よって、送金手数料を削るより、為替レートを交渉する・同時刻の複数見積を取る方が節約になります。

こんな方向け

  • 「無料」送金と低手数料送金を比べたい方
  • 受取人が想定より少なく受け取って驚いた方

この情報でできないこと

  • ライブ見積なしで単一の最安名だけを知りたい方
重要な注意点
  • 「OUR」(送金人が全手数料負担)でも、請求どおりの額が必ず届くとは限りません。下流の手数料が差し引かれうると注意する銀行もあります。

出典