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仲値と銀行の為替レートの違い

Google・ECB・Wise・銀行・カード・両替所・店舗が、同じ通貨ペアでも異なる為替レートを表示する理由を、円建ての計算例つきで解説します。

直接の回答

レートサイトは仲値のベンチマークを示し、銀行・カード・両替所はマージンを上乗せします。だから同じ通貨ペアでも表示が場所ごとに違い、その差があなたのコストです。

要点

  • GoogleやECBは、通常はその値では取引できないベンチマーク(仲値・参照)レートを表示します。
  • Wiseは仲値を提示して手数料を明示します。銀行はマージンをTTS/TTBの対顧客レートに内包します。
  • 両替所や空港カウンターはスプレッドが最も広く、店舗のDCCはたいてい最悪です。
  • 比較するには、同じ瞬間に「受取額のために手放す円」に換算して並べます。

どこがどのレートを表示するか

レートサイト(Google・XE)や中央銀行のページ(ECBの参照表)は、仲値・参照レート、すなわちインターバンク中間値に近いベンチマークを表示します。小売の顧客は通常その値で約定できません。

Wiseはその仲値を提示し手数料を別掲するので、マージンが見えます。従来の銀行は、マージンをすでに内包したTTS/TTBの対顧客レートを公表するため、手数料は小さく見えてもレートが仕事をしています。カードはネットワークレートに発行会社の海外取引手数料を加えます。両替所・空港カウンターは売買スプレッドが最も広く、店舗やATMのDCCはたいてい最も高くつきます。

円建ての計算例

仲値が1ドル160.235円で、1,000ドルを送るとします。ベンチマークでは160,235円です。銀行の対顧客レートが161.235円(マージン1円)なら、同じ1,000ドルは161,235円になり、定額の送金手数料を除いてもレートだけで約1,000円多くかかります。両替所が168円で提示すれば168,000円です。

教訓は、すべての選択肢を「同じ受取額のために同じ瞬間に実際に手放す円」に換算し、どの行が「手数料」でどの行が「レート」かにとらわれないことです。

こんな方向け

  • 銀行の見積とレートサイトを比べたい方
  • どこで両替するか迷う旅行者

この情報でできないこと

  • レート予想を求める方
重要な注意点
  • 店舗やATMでは、必ず現地通貨を選び、円への変換(DCC)を断りましょう。

出典