日本の不動産購入チェックリスト
予算から決済までの段階別チェックリスト。資金・調査・契約・検査・購入後の手続きを網羅。
予算と信用→事前審査と物件探し→買付と重要事項確認→契約と本審査→検査と決済の5段階を進め、その後に税と保険の手続きを済ませます。
要点
- 事前審査と明確な住宅ローン特約の前に買付を出さない。
- 重要事項説明は署名直前でなく早めに読む。
- 中古は可能なら独立した検査を依頼する。
- 決済後は初年度の住宅ローン控除を申告し、瑕疵の期限を控える。
段階1〜2:予算・信用・事前審査・物件探し
予算:購入価格の上限、毎月の住居費の上限(ローン+税・管理費・積立金・保険・駐車場・光熱費・修繕)、決済後に残す最低現金を決めます。信用:CIC・JICCを確認し、新規借入や繰り返しの申込を避け、源泉徴収票や課税証明を集めます。事前審査:仮審査を受け現実的な予算を把握します。物件探し:複数のポータルと仲介を使い、掲載は発見にとどめ、通勤・学校・医療・騒音・再開発・用途地域・傾斜・浸水/土砂/津波/液状化のリスクを国交省の不動産情報ライブラリで評価します。
段階3〜4:買付・重要事項・契約・本審査
買付:価格・手付・融資特約・引渡日・付帯設備・検査/リフォームの立入を明確にした買付証明書を出します。重要事項:重要事項説明を早めに入手し、権利・接道・用途地域・災害・インフラ・借地・管理・手付・解除を確認します。契約:売買契約を結び手付金(一般に5〜10%だが必須ではない)を払い、住宅ローン特約と解除権を理解します。本審査:契約・重要事項説明・税と所得の書類・本人確認と住民票・物件書類・保険/健康の告知を提出し本格審査を受けます。
段階5とその後:検査・決済・購入後
検査:中古は独立した有資格の検査人に依頼します。金融機関の担保評価は構造検査ではなく、いかなる検査も隠れた瑕疵の不存在を保証しません。決済:残代金を払い、融資実行を受け、鍵と占有を受け取り、司法書士に所有権移転と抵当権設定を登記してもらいます。空き渡し・インフラ・税や費用の按分・想定外の担保がないことを確認します。その後:初年度の住宅ローン控除を含む税手続きを行い、住所変更をし、契約と費用の証拠を保管し、瑕疵の通知期限を控え、修繕積立を始め、保険を毎年見直します。
こんな方向け
- 具体的な手順表がほしい買主
- 仲介と金融機関を調整する初回購入者
この情報でできないこと
- 専門家による法的確認の代替
- チェックリストは失敗を減らしますが、宅建士・司法書士、必要に応じて検査人・税理士の代わりにはなりません。
よくある質問
住宅ローン特約とは何ですか?
所定の融資が不成立の場合の解除と手付返還を定める契約条項です。
手付金はどれくらいですか?
交渉で決まります。5〜10%が市場慣行ですが必須ではありません。
検査で隠れた瑕疵がないと保証されますか?
いいえ。その時点で見えて計測できるものを報告するものです。