日本のローン入門ガイド
ローン用語・種類・信用審査、そして日本での安全な借入と危険な借入の違い。
借入は、担保があり目的が明確で安定収入から返済できるとき安全で、生活赤字の穴埋めや長寿命資産を高金利の短期債務で買うとき危険です。
要点
- 元金・利息・期間・返済方法の組合せが総コストを決める。金利だけではない。
- 担保付き(住宅ローン)は安く長期。カードローンや消費者ローンははるかに高い。
- 日本に単一のスコアはなく、銀行はCIC・JICCを見て独自基準を適用する。
- 貸金業者からの借入は原則年収の3分の1まで。銀行・住宅ローンはこの規制の外。
基本用語
元金は利息・手数料を除いた借入額。利息はお金を使う対価で、残高に対して名目年率で計算します。借入期間は返済期間で、長いほど毎月の返済は下がりますが総利息は通常増え、上乗せがつくこともあります。返済予定(償却)は各返済が利息と元金にどう分かれるかで、元利均等では初期は残高が最大なので利息が大半です。
元利均等返済は返済額を(見直しまで)一定に保ち、元金均等返済は毎月同じ元金を返すため返済額は高く始まり下がり、総利息を抑えますが全行が扱うわけではありません。バルーン(一括)払いは後日に大きな一括がくる方式で、借換や売却が常にできると仮定すると危険です。
ローンの種類
住宅ローンや不動産担保ローンは担保リスクがある一方、通常は最低金利・最長期間です。カードローンや消費者ローンは抵当権登記を通常必要としませんが、はるかに高い(しばしば二桁の)金利で、長寿命資産や継続的な生活赤字の資金にすべきではありません。自動車ローンや教育ローンは目的別で、個人事業主の事業ローンは運転資金や設備を賄います。それぞれに適切な用途と特有の危険があり、要はローンの期間とコストを、買うものの寿命に合わせることです。
信用審査と借入限度
銀行は収入・安定性・債務・返済履歴・年齢、そして住宅ローンでは団信の健康状態と物件を評価します。日本に単一の消費者スコアはなく、信用情報機関(CIC・JICC)が申込照会・契約・返済・延滞の記録を保有し、消費者は自分の開示を請求できます。貸金業者からの借入は貸金業法の総量規制の対象で、対象残高が年収の3分の1を超えると新規借入が原則制限されます。一方、銀行融資や適格な住宅ローンはこの総量規制の外ですが、銀行は独自の返済能力審査を行います。
こんな方向け
- 日本で初めて借りる人
- その借入が安全か判断したい人
この情報でできないこと
- 債務整理・倒産の助言
- 継続的な生活不足の穴埋めや、非開示での頭金調達に、短期・高金利の消費者信用を使わないこと。
よくある質問
担保付きと無担保の違いは?
担保付きは担保を差し入れ低金利・長期だが資産を失うリスクがあり、無担保ははるかに高く長寿命資産に不向きです。
年収3分の1の総量規制とは?
対象残高が年収の3分の1を超えると新規の貸金業者からの借入が原則制限されます。銀行・住宅ローンは対象外です。
借入の総コストとは何ですか?
保有期間にわたる、利息+事務手数料や保証料・保険・登記・鑑定・口座条件・繰上返済費用の合計です。