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円と為替リスク

外貨資産が「価格」と「為替」の両方で円ベースの価値を変える仕組みと、円安・円高がリターンをどう変えるか。

直接の回答

円で保有する外貨資産は「資産価格」と「円相場」の両方で動きます。円安は外貨資産の円価値を押し上げ、円高は押し下げます。全世界型の投信は市場リスクに加えて為替リスクを負います。

要点

  • 外貨資産の円リターン=資産価格の変化と為替変動の組み合わせ。
  • 円安は為替ヘッジなし外貨資産の円価値を上げ、円高は下げます。
  • 円建てで上場するETFでも、原資産は外貨建ての露出を持ち得ます。
  • 通貨分散は(円だけに偏らない)長所でもあり、リスクだけではありません。
  • 両替の為替スプレッドやヘッジなし投信のコストは、確認すべき実在の継続費用です。

外貨資産を動かす2つの力

円ベースの投資家が外貨資産(例:米国株式投信)を持つと、円価値は2つで決まります。資産が自国通貨でどう動くか、そして円がその通貨に対しどう動くかです。両者は同方向にも相殺方向にも働きます。米国投信がドルで上昇しても、円高が円ベースの利益を打ち消すこともあれば、円安がドルの利益に上乗せすることもあります。

だから「ヘッジなし」の全世界型投信は、外貨資産に加えて為替変動の露出を与える、と説明されます。欠点ではなく、購入前に理解すべき「もう一つのリターンとリスクの源泉」です。

円安・円高のシナリオ

円換算で100万円相当の外貨資産を考えます。資産価格が横ばいでも、円がその通貨に対し10%安くなれば円価値は約110万円へ、10%高くなれば約90万円へ——資産自体は動いていません。ここ数年は顕著な円安がヘッジなし外貨投信の円リターンを押し上げましたが、将来反転すれば逆に働きます。

微妙だがよくある混同:日本の取引所で円で売買される投信・ETFでも、その裏では外貨建て資産を保有し得ます。取引通貨と、原資産の経済的な通貨露出は別物です。どう建値されるかではなく、実際に何を保有しているかを確認しましょう。

為替露出とコストの管理

選択肢があります。ヘッジなしの全世界資産は通貨分散をもたらし、多くの長期の株式投資家は、資産を円だけに縛られないよう意図的に保持します。為替ヘッジ付き投信は為替変動を抑えますが、コストが増えます。将来の支出に通貨を合わせる人もいます。円で退職・支出するなら、円寄りや部分ヘッジで不一致を減らせます。

どれを選んでもコストを数えます。円から外貨への両替には為替スプレッドがかかり、ヘッジなし投信は為替変動をそのまま通します。「手数料無料」=「コスト0」と決めつける前に、各社の両替条件と投信のヘッジ方針を比較しましょう。

こんな方向け

  • 日本から全世界・米国投信を買う投資家
  • 将来円で支出する予定の人

この情報でできないこと

  • 為替予測を求める人
  • 具体的な銘柄選択を求める読者
重要な注意点
  • 為替は予測できません。直近の傾向がどちらの方向でも続くと決めつけないでください。

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よくある質問

NISAの中で初心者は何に投資すべき?

これは教育情報で、推奨ではありません。初心者の多くは、低コストで幅広く分散されたインデックス投信(全世界株式やS&P500など)を調べます。個別株選びより、手数料の低さと分散は自分で管理でき、リターンは管理できないためです。値は上下すること、リスクを投資期間に合わせること、近く必要なお金は投資しないことを理解しましょう。

出典