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日本の不動産投資

資金調達・利回り・空室・費用・税金・キャッシュフロー・出口リスク、そして居住用ローンを賃貸に流用してはならない理由。

直接の回答

日本の賃貸は事業として、粗利回りではなくNOI・DSCR・現実的な空室と資本的支出で採算を見ます。粗利回り5〜6%でも費用後は薄いか赤字のキャッシュ利回りになり得ます。

要点

  • NOI・DSCR・自己資金利回り・損益分岐入居率を使う。粗利回りをキャッシュフローと見なさない。
  • 住宅ローン元金を営業費用に含めない。ただし資本的支出は必ず積み立てる。
  • 居住用ローンは安易に投資ローンにできない。居住の偽装は期限の利益喪失や詐欺の主張を招く。
  • 900万戸の空き家は900万件の掘り出し物ではない。多くは需要の弱い立地で権利・接道・構造に問題がある。

事業として採算を見る

実効総収入は、想定賃料から空室・フリーレント・貸倒れを引き、その他収入を足したものです。NOI(純営業収益)は実効総収入から営業費用(管理・組合費・オーナー負担の光熱費・客付け手数料・維持・保険・固定資産税と都市計画税・空室・継続的な資本的支出)を引いたもので、住宅ローン元金は含みません。税引前キャッシュフローはNOIから元利返済と資本的支出の積立を引いたもので、DSCRはNOI÷年間元利返済です。普遍的な安全DSCRはありませんが、1.0超の余裕は必須で、銀行はより高い水準を求めるのが通常です。

粗利回り5%と広告される物件でも、費用後は薄いか赤字のキャッシュ利回りになり得ます。4,000万円で月20万円の賃料なら粗利回り6.0%ですが、空室5%・年36万円の管理/組合費・20万円の税と保険・15万円の維持・20万円の資本積立の後、例示NOIは約137万円で、取得費用前で価格の約3.4%です。これを2.5%・高レバレッジで借りれば、余裕はほとんど残りません。

投資のデューデリジェンス

誰が入居者で、目標賃料での需要はどれほど厚いか。比較事例は成約賃料か募集賃料か。次の屋根・外壁・エレベーター・配管・防水の費用。現在の用途・消防設備・接道が適法か。融資が固定か変動か、期限前返済請求・遡及の有無、借換の前提。土地建物の按分と減価償却が税務上どう裏付けられるか。出口で誰がどの利回りで何年後に買うか。管理料・更新料・修繕のマークアップ・解約条件。キャップレートの拡大(後の買い手がより高い利回りを求めること)は、同じNOIでも価値を下げます。

やってはいけないこと

銀行が明示的に認めない限り、居住用ローンを投資に使わないこと。転居・長期賃貸・民泊・自宅での事業は、ローン・保険・建築・用途地域・管理規約に反し得、居住の偽装は否決・期限の利益喪失・詐欺の懸念・保険や税の帰結を招きます。将来の借換に頼らないこと、粗利回りをキャッシュフローとしないこと、再建築不可や借地、地方の空き家を専門家のレビューなしに買わないこと。民泊は国の枠組みで原則年180日まで、自治体はさらに制限でき、法が許しても管理規約が禁じ得ます。

こんな方向け

  • 賃貸用の購入を検討する居住者
  • 賃貸に出したくなった自宅所有者

この情報でできないこと

  • 大規模商業不動産の助言
  • 個別案件の推奨
重要な注意点
  • 日本のローンは通常リコース(遡及)です。空室・金利上昇・売却難で、物件の回収を超えて負債が残り得ます。

よくある質問

日本の不動産は良い投資ですか?

一部の資産はそうです。国という括りだけでリターンは決まりません。純キャッシュフローと出口で採算を見ましょう。

高い粗利回りは魅力的ですか?

費用・賃料の持続性・適法性・出口を確認した後にのみ。粗利回りはキャッシュフローではありません。

居住用ローンを投資に使えますか?

いいえ。貸し手が明示的に認めない限り不可で、居住の偽装は重大な帰結を招きます。

地方の空き家を買うべき?

権利・接道・構造・インフラ・改装・地域需要を確認した後にのみ。

出典